DOWAグループは、2022~2024年度の3年間の中期計画である「中期計画2024」を2022年5月に策定しました。

DOWAグループの目指す方向

DOWAグループは、ビジョン(2030年のありたい姿)の実現に向けて、経済的価値の向上と社会的価値の向上を両立する施策を推進することにより、企業価値の向上と持続可能な社会の実現への貢献に取り組みます。

 

 

基本戦略

事業環境やステークホルダーからの期待・要請などを踏まえ、「DOWAグループが解決に貢献すべき社会課題」を選定し、各課題を「DOWAグループのマテリアリティ」として位置付けました。
中期計画2024においては、「循環型ビジネスモデルの進化」による機会獲得と、「サステナビリティ・マネジメントの強化」によるリスク低減を両立する施策に取り組み、「DOWAグループのマテリアリティ」の解決を図ることを基本戦略とします。

DOWAグループの価値創造プロセス

注力テーマ

中期計画2024の基本戦略に基づき、以下のテーマに注力していきます。

循環型ビジネスモデルの進化 サステナビリティ・マネジメントの強化

●金属リサイクルの強化

●資源循環と脱炭素の両立

●成長市場向け製品・サービスの拡充

●新規事業・技術の開発支援体制の強化

●サステナビリティ推進体制の構築

●リスクマネジメント体制の拡充、

 コーポレートガバナンスの強化

●気候変動への対応

●人的資本の充実化

●Digital Transformation(DX)の推進

経営数値

財務目標

営業利益(2024年度)    600億円   
経常利益(2024年度)    700億円   
ROA(2024年度末)    10%以上   
ROE(2024年度末)    12%以上   

前提条件・感応度

  前提条件 変動幅 感応度(2022年度)
為替(円/米ドル)   120.0    ±1円  6.8億円
銅(米ドル/トン) 10,000  ±100米ドル  0.4億円
亜鉛(米ドル/トン) 3,800 ±100米ドル 4.2億円

 

資本政策の基本方針

当社は、企業理念やビジョン(2030年のありたい姿)の実現に向けて、持続的な成長と企業価値の最大化を目指しています。それらを実現するため、経営環境および将来のリスクを踏まえつつ、「成長投資の実施」、「健全な財務基盤の維持」、「株主還元の拡充」のバランスがとれた資本政策を実行します。

中期計画2024における取り組み

成長投資の実施     成長が期待できる事業への投資、およびグループ全体の持続可能性を高める投資を積極的に行います
成長投資については、資本コストと投資によるリターンを勘案し、高い投資効果が期待される案件に注力します
健全な財務基盤の維持     成長投資の継続や運転資金の確保に向けて、自己資本と有利子負債のバランスを十分考慮し、健全な財務基盤の維持を目指します
株主還元の拡充   株主還元については、配当を基本とし、安定的な配当と段階的な増配を目指します

 

配当方針

当社は、株主の皆様への配当を経営における最重要課題の一つと位置づけ、安定した配当の継続を基本に、企業体質強化と将来の事業展開に備えた内部留保の充実を勘案のうえ、業績に応じた配当を行うことを方針としています。
中期計画2024の期間(2022年度~2024年度)における配当については、同計画の経常利益が550億円から700億円へ段階的に増加することから、各年度において、「前年度実績から普通配当を減配しないこと」、「段階的に普通配当を増配すること」を基本方針とします。
また、各年度の業績やキャッシュ・フローの実績および将来の見通し等も勘案のうえ、さらなる増配を目指していきます。

 

資金配分(キャッシュアロケーション)